チベット体操 10年目のお返し

いつも一緒に講座をしているT体操のお姉さんが、とても影響を受けた方がいます。

彼女は讃岐出身で、仕事の関係で遠州森町に数年間住んでいたことがあります。
まだまだ子育てに忙しい時で、子供を幼稚園に通わせていた時のこと。

どちらかというと保守的な森町に来たばかりで、色々なことを相談するような友人もいない状態で幼稚園のPTAの役をすることになりました。

その時に、悩み事を打ち明けることができる先生と出会うことになります。そのおかげで、幼稚園の活動も楽しくできて、今の彼女の活動の下地ができたと思われます。

その年度の最後に役員だけが集まり、とあるお店で慰労会のような会合をもったそうです。先生には会合のことを伝えてなかったそうなのですが、会場に着いてみると 先ほどの先生から ご苦労様でしたと 森町でもなかなか手に入らない『みそまんじゅう』がいっぱい届いていたのでした。

役員の皆さんはそれに感動して、先生が退職される時には、このお店の『みそまんじゅう』をプレゼントしようと話をしたそうなんです。

それから10年が経ち、彼女も森町を離れて浜松市に移り住んで数年になりました。

そんなある日、ふとしたことで久しぶりに彼女が先生にメールを送ります。
「移動の時期ですが、移動はあるんですか?」
そうしたら、こんなメールが届きました。
「おじいちゃんの介護をするために退職をします」

まだ本来の退職の年齢にはなっていないので、急なことだったんでしょうね。

その時に、彼女の頭をよぎることがありました。そう、あの『みそまんじゅう』です。
実は、この10年の間に『みそまんじゅう』のお店も後継者の関係でお店をたたんで森町にはなくなってしまったんです。

ところが少し前に、昔と同じ名前で、隣の掛川市でお店が出来たことを知ります。

金曜日、幼稚園最後の日に先生に会いに行きました。もちろん、あの『みそまんじゅう』を持ってです。
「先生、長い間ご苦労様でした」
と、見えないように後ろに持っていた『みそまんじゅう』を渡した時に先生がこう言われました。
「あら、あそこのみそまんじゅう。そう言えば、そんなことがあったわねぇ。」
慰労会をしたお店の名前までしっかりと覚えていてくれたんです。
20120331みそまん.jpg
横で見ていても感動的な場面だったのですが、こんな先生と出会うことができた彼女はとても幸せを感じているようでした。

テレビの中だけがドラマではないです。こんな近くでドラマは進行しているんですね。
きっと、私たちが生きていること、それ自体がドラマなんでしょうね。

この記事へのコメント