チベット体操 最後まで呼吸法

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私のご自慢の生徒であった、92歳の男性がお亡くなりになりました。

この暑さで体調を崩し、肺炎を併発して、そのまま帰らぬ人になってしまいました。

先日のチベット体操講座に娘さんが見学に来てくれました。

お父さんが通っていたクラスを見たかったというお話でした。

講座が終わって、お話をする時間を持ちました。

誰もがすぐに退院すると思っていたそうです。

入院して数日が経ったその日、その娘さんが帰ろうとすると、珍しく首を横に振って「帰るな」と意思表示をしたそうです。

泊まる場所もなく『どうしよう』と思ったらしいのですが、帰る訳にもいかないので、病室で付き合ったそうです。

「お父さん、こんなところにいつまでもいる訳にいかないから、呼吸法しましょうか?」

娘さんも、いろいろなことを経験してきたので、そのように話しかけたところ、それに同意してくれたそうで、呼吸法をしたそうなんです。

その時に、娘さんは何か感じる(通じる)ものがあったそうです。

その後、男性の容態は急変し、翌日に息を引き取られました。

しかし、お顔は嬉しそうに笑っていたということでした。

「娘であるあなたに、きっと言い残しておきたかった事があるんですよ。呼吸法をして伝えることを伝えたので、お父さんは自分から向こうの世界に行ったのだと思います。ですから、大切な人を失って悲しいかもしれませんが、お祝いをしてあげたほうが良いと思います。」

というような事をお話しをして、娘さんとはお別れをして来ました。

最後に呼吸法をしたお話を伺って、私はとても嬉しくなりました。

最後の最後まで生きようとした事、そうして自分の思いを愛娘に伝えようとしていた事。

私の教室での呼吸法が、少しは役に立てたのかな?

おとうさん(教室ではいつもこう呼んでいました)、そちらの世界でも体操お続けくださいね。


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