チベット体操 食事の仕方 その4 もう一つ大切な事・まとめ

ラマ僧たちから学んだ大切なことが、もう1つある。彼らはわたしに、テーブル・マナーのためではなく、より完璧に咀嚼するために、ゆっくりと食事することが重要なのだと教えてくれた。咀嚼とは、身体が栄養を吸収できるように食物を砕く、重要な第1段階だ。食べ物はすべて、胃で消化される前に、口で消化されるべきなのだ。その大事な行程をとばして飲み込んでしまったら、胃に到着する時には、文字通り爆発してしまう。

肉、魚、鳥といったタンパク食は、複雑なでんぷん食にくらべれば、咀嚼回数が少なくてすむ。しかし、とにかく完璧に噛むことだ。食物は、咀嚼すればするほど、より栄養価が高くなる。ということは、完璧に噛めば、摂取量を減らすことが可能だということだ。多くの場合、ほぼ半分に減らすことができる。

僧院に入る前には当たり前だと思っていた多くのことが、そこを出た2年後には、ひどくショッキングなことに変わっていた。インドの大都会に着いたとき、私が最初に気づいたことは、金を払える人はみな、ずいぶんと大量の食べ物を食べているということだった。たった1人の人間が、4人の重労働のラマ僧の1日の空腹を満たして栄養も完璧にいきわたらせる量を、1度の食事で取っているのだ。しかし、もちろんラマ僧たちは、その男が食べていたような組み合わせの食物を胃に押し込みたいとは、夢にも思わないだろう。また、1度に数多くの食物を食べることが、わたしをぞっとさせたもう1つのことだった。1度の食事で1種類か2種類の食物しか食べないことに慣れたわたしは、招待してくれた人の家のテーブルに、23種類もの食物がのっているのを見て驚愕した。西洋人がひどく不健康なものも、不思議ではない。食事と健康や強壮さとの関係を、少ししか、もしくはまったく知らないのだ。

正しい食物、食物の正しい組み合わせ、正しい量、それに正しい食事の仕方が合わさって初めて、素晴らしい結果が生み出されるのだ。太っているなら、体重を減らすことができ、痩せているなら、体重を増やすのに役立つ。食物と食事については、まだ話したいことがあるのだが、時間がない。どうか、つぎの5点を心に刻んでおいて欲しい。

(1) でんぷん類と肉類を同時に食べないこと。もっとも、今健康なら、それほど気をつける必要はない。
(2) コーヒーが気になるなら、ブラックで飲み、ミルクやクリームは入れないこと。それでも気になるなら、食事から完全に削除してしまうこと。
(3) 食物を液体状になるまで噛み、食物の摂取量を減らすこと。
(4) 毎日1回、生卵の黄身を食べること。食事中にではなく、食前か食後に摂取する。
(5) 1度の食事で摂取する食物の種類を、できるかぎり減らすこと。

いかがでしたか?ちょっと長いシリーズでしたが、考えさせられるところが多かったのではないでしょうか?
興味がある方は、ご自身で少しずつ試されてはいかがでしょうか?

この記事へのコメント

  • はる

    健診などで聞く栄養指導とは随分違いますね。
    一日30品目食べろとか言われますもんね。
    たくさん噛むことは言われますが、なかなか難しいですね。私なんか両親に『そんなにいつまでも噛んでいたら、口にの中で○○コになっちゃうよ』とひどい事を言われて育ちましたから(笑)

    友達が体操をやるぞ!と宣言したのですが、私が『できない事(例えば足を曲げないとか)はだんだんできるようになるから、無理しないでね。』と言ったら、拡大解釈して『昨日はだるかったからやらなかった』『気分が乗らなかったから』とかになってしまいました。
    ん~、あんまりやる気が無いんだと思うことにしました(笑)
    2005年09月11日 09:27
  • トルシエ通り2

    食事に関しては、私は専門家でもなんでもありませんから、合っているとか間違っているとかは言えません。しかし、私たちが常識と思っている事、思わされている事ってあるような気がします。
    先日、たまたま見た『ザ・快傑ドクター3』という番組の中で、『突き指の対処の仕方』『風をひいている時の入浴』『寝酒は良く眠れる』『ハチ刺されの時のおしっこ』『コーヒーは体に悪い?』等の答えは、全て『×』で、今だに正解だと思っている答えと反対でした。それと同じような事が食事の方法についても言えるのではないのかな?って思います。
    このお話も、できたら今週取り上げたいと思います。
    2005年09月11日 23:34

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